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研究協力(N・S氏)

6月22日

台湾国立中正大学・蔡教授の手話言語学研究

 

「みなみかぜ」清掃スタッフの中でも、きっちりとした仕事っぷりに定評のあるNさん。

なぜか夏になると眉毛を剃るので、一見怖そうな顔つきですが、
実はとてもなかま思いで、常にまわりに気を配りながら仕事をするため、
職員やなかまからの信頼も厚い。

 

また、Nさんは幼稚部から高等部まで京都府立聾学校出身、手話の母語話者(「ネイティブサイナー」と言います)でもあります。

 

そんなNさんが、今回台湾政府が助成している手話言語学のプロジェクト※に研究協力しました。

※ 研究者・TSAY Jane Suhchuan(蔡素娟)・台湾国立中正大学 教授。

 

 

 

 

普段なかなかカメラに撮影される機会など無いので、緊張するのは当然……。
 
いやいや、いやいや、そんな緊張も最初だけで、
慣れてくると「さすが、ネイティブ!」というあっぱれの手話表現!
 
今回、Nさんの他にも「陽(ひなた)」の80代の利用者2名も協力。
(もちろん、撮影前に台湾国立中正大学と利用者間で、研究倫理などが記載された同意書を交わしています)
 
Nさんをはじめ今回の協力者全員、めったに経験できないことが体験でき、また自分の手話がこのような形で貢献できることにとても喜んでいました。
 
 
また蔡先生も「とても貴重なデータ収録ができた」と感謝していました。
 
蔡先生は7月に一度台湾に帰国後、
9月末「国立民族学博物館(みんぱく)」にて開催される国際シンポジウムに出席のため再来日する予定で、
そのときも当センターに来るとのこと。
 
蔡先生、また9月にお会いしましょう!
利用者・職員一同、再会を楽しみにしています!
 

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