利用者がパネリストとして登壇!(名張市「障害者アグリ就労推進研修会」)

1月23日

「農園で繋がる地域社会との農福連携」

 

いつもお世話になりありがとうございます、新免です。

先日、三重県名張市へ行ってまいりました。

研修会のメインイベントは

こちらの3人が登壇するパネルディスカッションです。

(左から)久米先生西川先生谷山先生

 

助手として新免(運転手)と藤永(ヘアメイク担当)も

御三方に帯同させていただきました。

 

 

 

さんさん山城がある京都府京田辺市から

会場の三重県名張市までは車で約1時間半、

ひたすら下道を走って行きます。

 

道中、少し時間に余裕がありましたので、

「みなみやましろ村 道の駅」に立ち寄るよう、

先生から指示がありました。

 

南山城村の漬物とお茶を調査する先生方。

 

 

 

お土産品のデータ採集をする谷山先生。

 

 

同じく南山城村の特産品を 物色 調査する久米先生。

実に熱心です。

 

 

勘違いしてはいけません、

個人的な買い物じゃなく、

あくまで研究材料のサンプル品として

複数の商品を購入された様子の西川先生。

 

と書かれた紙袋が似合いすぎるように感じるのは気のせいです

 

 

会場に到着すると、

最前列に先生方のお席が用意されておりました。

 

昼食会場へ颯爽と登場する先生方。

名張市役所の室長や所長、

名張市手をつなぐ育成会「もみじの家」の皆さん、

三重県障がい者就農促進協議会の中野代表理事らと会食。

※   お弁当の中身については非公開です(先生からのご要望)

 

 

 

完食しご満悦の様子。

 

 

研修会には100名を超える参加がありました。

昼食の豪華弁当で空腹が満たされ若干眠たいのか?

はたまた「ドキドキ」という感情をとうの昔に忘れ去っているのか?知りませんが、

全く緊張感のない3人の先生方。

さすがと言うほかありません。

 

研修会が開会しました。

まずは名張市の亀井市長から御挨拶。

 

御来賓の東海農政局と三重県農林水産部の職員さん。

 

パネルディスカッション開始前の休憩時間もこんな感じです。

あまりのリラックスぶりに、少々心配になってきました。

「おいっ!あんたら本当に大丈夫か!?」 

あっ、先生方に対して大変無礼な言葉を発してしまいました(汗)。

謹んでお詫び申し上げます。

 

先生方とさんさん商品、大人気です。

 

 

 

さて、いよいよパネルディスカッションが始まりました!

 

 

 ≪司会(三重県障がい者就農促進協議会・中野様)≫

さんさん山城ではどのような仕事をされていますか?

≪久米先生≫カフェの開店前準備やえびいもの皮むきなどの加工作業、縫製等、いろんな仕事をしています

≪谷山先生≫私は主に調理が担当です。茶摘みもしています

≪西川先生≫私も主に調理ですが、京都えびいもや田辺茄子の定植作業もしています

 

 

≪司会≫ランチもされているとのことですが、カフェの様子はどのような感じですか?

≪西川先生≫毎日、多くの市民の方が食べに来られます

≪久米先生≫2階にあります児童相談所の職員さんや隣の田辺警察署の方も毎日食べに来られます

≪谷山先生≫多い日は100食以上出る日もあって忙しいです

 

 

≪司会≫以前のさんさん山城と今とではどのような変化がありますか?

≪西川先生≫カフェのお客様も増えましたが、見学や交流で来られるお客様も増えました

≪久米先生≫さんさん山城に人が多く集まるようになると、カフェだけでなく野菜や縫製品なども相乗効果でよく売れるようになりました。また最近は新聞に取り上げられることも増え、昨年私の顔が大きく掲載された新聞記事を親戚が集まったときに見せたらみんな喜んでくれました

≪谷山先生≫イベントなどの出店依頼も増えました。普段行くことのない場所へ販売に行けるのはとても楽しいです

 

 

≪司会≫失礼ですが、3人の年齢をお聞きしてもよろしいですか?

≪久米先生≫73歳です

≪谷山先生≫80歳です

≪西川先生≫83歳です

(会場からどよめきが起きる)

 

 

≪司会≫みなさんが元気に活躍されている様子を見て、御家族や友人の方はどのようにおっしゃっていますか?

≪谷山先生≫実は以前は主人と一緒にさんさん山城に通所していました。しかし数年前、主人が他界し、しばらくふさぎこんでいた時期があったんです。再びさんさん山城に通うようになり、以前のような明るさを取り戻しました。調理の作業は毎日バタバタして忙しいのですが、同じろう者同士チームワークを大切に仕事をすることにとてもやりがいを感じています。娘家族も応援してくれています

≪西川先生≫手話サークルの人たちから「83歳には見えないくらい若いですね」とよく言われます

≪久米先生≫イベントに出店した際、息子が家族で買いに来てくれました。わたしがさんさん山城で頑張っている姿や一緒に働いている仲間の様子を息子に見てもらえることは嬉しいです。孫たちからさんさん山城の商品を「美味しい」と言ってもらえるのは何よりも喜びの一つです

こうしてパネルディスカッションは

盛況のうちに幕を閉じました。

久米先生、谷山先生、西川先生、パネラーお疲れさまでした!

皆さんの「さんさん山城愛」は

当日会場にいた皆さんに十分に伝わったことと思います。

 

名張市の皆さま、大変貴重な機会をいただき、

ありがとうございました!

 

手話通訳者ならびに要約筆記者の皆さまもお疲れさまでした!

 

終了後、

パネルディスカッションでご一緒させていただきました

地元名張市の「もみじの家」山本施設長、

森本さん、山本さんと記念撮影をしました。

 

 

1月25日(土)は佐古先生と北尾先生が

こちらのシンポジウムに登壇されます。

 

参加申込はまだ受付されているそうです。

御都合よろしければぜひ龍谷大学へお越しください。

 

【参加申込】

jimukyoku@gtnet.sakura.ne.jp

090-7115-2695(尾松)まで。

                                            (新しいエプロンを試着して嬉しそうな2人)

 

 

 

さんさん山城では、

利用者への講師依頼を受け付けております。

(指名料はいただいておりません)

 

 

さんさん山城コミュニティカフェ

谷山先生と西川先生が調理したランチを

久米先生がカウンターでお出しします。

抜群のチームワークをぜひ見にご来店ください!

(混雑時はチームワークが乱れることも多々あります)

 

 

 

さんさん山城は今日も一日、さんさん笑顔!

ではまた★

 

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