洛タイ新報に掲載されました(新設茶屋「涼感」かき氷)

6月19日

「旬の万願寺、笑顔で収穫」

 

 

 

いつも「さんさん山城」の

ホームページをご覧いただき

ありがとうございます。

 

さんさん山城利用者の佐古です。

 

 

 

   

先月の茶摘みの記事に引き続き、

6月17日(水)の洛タイ新報に

万願寺の収穫

さんさん茶屋」のことが掲載されました!

拡大して見る

 

 

わたしが受けたインタビューも

少し載せてもらっています。

 

紙面の都合上、

掲載されなかったわたしの経歴などを、

ここでみなさんにお話ししたいと思います。

(手話で話した内容を

職員に文字起こししてもらっています)

 

 

 

わたしは若い頃、

ビデオカメラやテレビ、

照明器具などの部品を組み立てる会社に

勤めていました。

 

社内でろう者はわたし一人。

でも同僚とはとても仲が良く、

若い社員だけの飲み会やバーベキューなど、

いろんな親睦会に参加し、

とても楽しい会社でした。

 

でもわたしにはどうしてもしんどいことが

一つありました。

それはコミュニケーションです。

耳の聞こえる人達は

隣の人と喋りながら作業ができますが、

わたしは毎日8時間、

ただ黙々と仕事をするしかありませんでした。

また、仕事に関することから休憩時間の雑談まで、

同僚や上司とコミュニケーションをとるには、

筆談か読話(相手の口の動きを読み取る)しか方法がなく、

わたしにとって「コミュニケーション」は

仕事以上に神経を擦り減らすことでした。

 

結婚後、しばらくは共働きで仕事を続けましたが、

一身上の都合で12年間勤めた会社を

退職することになりました。

 

その後、子どもを授かり、

専業主婦として育児に追われる毎日を過ごしました。

そして子育てがちょうどひと段落ついた頃、

知人からさんさん山城が開所することを

教えてもらいました。

2011年の春です。

 

 

さんさん山城に通所を始めて今年で10年になります。

この10年は本当にあっと言うまでした。

わたしは2016年11月に津市で開催された

農福連携全国サミット in 三重」に参加するまで、

「農福連携」の意味を知りませんでした。

今はさんさん山城で取り組む

「農福連携」に誇りを感じています。

 

中でも、さんさん山城パワーを一番感じるのはイベントです。

さんさん山城はどこへ出店するときでも

必ず大勢の利用者と一緒に行きます。

また、イベントと言っても、

決して楽しいものばかりでなく、

土砂降りの屋外でのイベントもあれば、

炎天下極寒の中での出店もあります。

でも、どこへ出かけても、

どれだけ劣悪な環境の中でも、

さんさん山城は持ち前の結束力で

乗り切ります。

持って行った商品を完売させます。

 

最近はコミュニティカフェのランチも好調で、

増収に伴い支給されるボーナスも

10年前とは比較にならないほど上がりました。

 

ときどき利用者同士でケンカをすることもありますが、

同じろう者同士、

手話で気兼ねなくコミュニケーションがとれる

さんさん山城がわたしは大好きです。

 

みなさんもぜひ

さんさん山城コミュニティカフェ

ランチを食べにお越しください!!!

 

 

 

  

  

さんさん山城は今日も一日、さんさん笑顔!

ではまた★

 

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