村木厚子さんご来駕(京都大和の家「秋の交流会」)

11月26日

夢と希望を胸に

 

いつもさんさん山城のホームページをご覧いただき

ありがとうございます。

今回もボランティアで参加している、

岩下 紘己(いわした ひろき)が担当致します。

 

今年、さんさん山城は

「京都府女性活躍応援事業」の支援を受け、

精華町にある児童養護施設

「京都大和の家」との交流会を

710の2回開催しました。

 

先日おこなった交流会では、

元厚生労働事務次官の村木厚子先生

京都大和の家」卒園生をお招きし、

パネルディスカッションを開催しました。

 

 

 

村木厚子先生は、

津田塾大学で客員教授を務めながら、

生きづらさを抱える少女や若い女性を支援する

若草プロジェクト」や、

さんさんとも馴染みの深い

一般社団法人日本農福連携協会」の副会長も

務めておられます。

 

さんさんとの直接の繋がりは、

2019年4月6に総理官邸で開催された、

農福連携等推進会議」で

有識者としてご一緒したのがきっかけです。

 

その後、2020年2月、

滋賀県大津プリンスホテルで開催された

日本博」でも再会。

 

今回さんさんが「女性活躍応援事業」を行うにあたり、

「村木さん以外に相応しい人はない」と

多忙を極める村木さんに無理をお願いし、

なんとかスケジュールを空けていただいて、

さんさんにお越しいただきました。

 

 

 

 

パネラーは、

ちひろさん:薬剤師

なぎさん:販売員

なおさん:看護師

三前(みさき)職員:京都大和の家職員の4人。

  

「京都大和の家での生活」「将来の進路」

「高校卒業後~就職まで」「社会人となった現在」等々……

かけがえのない話をたくさんしてくださいました。

 

 

 


2歳の可愛いお嬢さんをあやしながら、

一つひとつ言葉を選び

優しく話をしてくださったのはちひろさん。

薬大進学を目指した背景、

一歩ずつ目標に向けて歩み続けたこれまでの道のりを

丁寧にお話しくださいました。

現在は薬剤師としてご活躍されています。

 

 

アルバイト貯めたお金で長期留学を経験した、なぎさん。

 

留学を決意し、

渡航斡旋機関を自身で探し、

留学先でも自分でアルバイトを見つけ

生活費も全て自分の力で捻出していたという、

なぎさんの行動力にみんな驚いていました。

現在は語学も活かしながら販売員として

ご活躍されています。

 

 

 

 


3人の中で最年少のなおさんは、

夜勤明けの職場からそのままお越しくださいました。

 

少しでも学費を抑えられる看護学校を見つけて、

奨学金の獲得や様々な努力を重ね、

看護師になるという夢を叶えました。

コロナ禍の大変な状況の中で、

日々患者さんの命と向き合いながら

病棟で奮闘されています。

 



ちひろさん、なぎさん、なおさんを

毎日あたたかく見守っていらっしゃった三前職員も

当時の思い出話をたくさんしてくださいました。

 

 

 

 

そんな中、

寝ている(ように見える)子どもたち(笑)。

「小学校低学年の子には

まだちょっと難しかったかな…」

と心配したのですが、

質問タイムが始まると、

「ハイ!」

 

と真っ先に手を上げ、

 

 

 

「大和の家で

一番好きだった

食べ物はなんですか?」

とナイスな質問をしていました(笑)。

 

 

 

「そういえばあんなおかずもあったね~!」

「あった、あった、あれめっちゃ美味しかった!」

「懐かしい~!」と、

パネラーのみなさんも子供達も職員さんも

盛り上がりました。

 

一方、施設を卒園する日が

少しずつ近づいてきている高校生のおねえちゃんからは

 

「今から準備をしておいたほうが良いことはありますか?」

「進学で一番大変だったことはなんですか?」など、

現実的な質問をしていました。

 

 

最後のまとめでは、

パネラーの3人とも、

「養護施設での生活は

決して楽しいことばかりではなかったけれど、

『京都大和の家』があったからこそ、

今の自分がある」

と話されていたのがとても印象的でした。

(話に聞き入るさんさんメンバーと茶ムライ

 

 

 

 

 

とても柔らかなお人柄と、優しい笑顔で、

パネラーのみなさまの魅力を

存分に引き出してくださいました村木先生に

心から感謝申し上げます。

 

(右)ご主人の村木太郎さん(大正大学地域構想研究所教授)もご参加いただきました。

 

 

 

最後に、今回お忙しい中

快くパネラーをお引き受けくださいました、

ちひろさん、なぎさん、なおさんには

重ねてお礼申し上げます!

 

 

今回のパネルディスカッションが、

今「京都大和の家」で生活する子どもたちにとって

将来を考える一つのきっかけになれば嬉しいです!

 

みなさん、

またいつでもさんさんにいらしてください!

心よりお待ち申し上げます!

 

さんさん山城コミュニティカフェ」は

11月も元気に営業しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

さんさん山城は今日も一日、さんさん笑顔!

ではまた★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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