12月31日
人気「さんさん産・京都えびいも(京の伝統野菜)」
いつもさんさん山城のホームページをご覧いただき
ありがとうございます。
またまたボランティアの、
岩下 紘己(いわした ひろき)が担当致します。
今回は、今が旬!
トロ~とした食感と濃厚な旨味がたまらない、
京都えびいもの収穫から保存までの行程をお届けします。
まずはこちら、向う側に広がる黄色いエリアが、
さんさんのえびいも畑です。
奥行きは50mくらいあるかもしれません。
あれ?なにも生えてない…!?
(一枚だけ、えびいもの葉っぱが顔を覗かせていますが、ほとんど雑草に覆われています。)
なので、
大事に大事に育てたえびいもを、
スコップで真っ二つに割らないために、
掘り起こす前にまず、
えびいもの株がある場所を探さなくてはなりません。
みんな一列で、
鎌を片手に雑草をむしり取り、
土をかき分けて…
ミッケ!
えびいもの芽です。
「ここだ!ここ掘れ!」
屈強な3人組がスコップを周りに差し込みます。
植原さんはしゃがんでスタンバイ。
呼吸を合わせて、「せーの!」
(もちろんみなさんろう者・難聴者なので、実際には目で合図してタイミングを合わせています。)
同時に掘り起こし、それを植原さんが見事にキャッチ。
掘り起こすタイミングが合わなかったり、
ちゃんとキャッチできなかったりすると、
株としてまとまっているえびいもがバラバラになってしまい、
このあとカゴに回収するのが大変になります。
ぼくもキャッチを体験させていただきましたが、
なかなか難しく、
すぐに交代させられました(笑)。
まだまだ修行が足りないですね。
最後に、
畑にまだえびいもが残っていないか、
鍬で掘り返して探します。
宝探しゲームみたいで、
小さなえびいもでも、
見つかったときのよろこびはひとしおです。
収穫したえびいもは、
すべてカゴに入れてトラックへ。
真っ青な冬の空が綺麗ですね。
収穫が終わった後も、
まだまだ仕事は続きます。
さんさんに戻って一息ついた後は、
えびいもの泥を落とし、
大きさや形によって分けていきます。
みなさん黙々と作業しております。
(仕事熱心かどうかはともかく、
手作業なので手話で会話ができないのです。)
最初、この状態から…
乾いたタオルで拭きとっていくと…
(水で濡らすと傷みやすくなるため)
じゃじゃーん!
エビのような、きれいな縞模様が浮かび上がってきます。
きれいになったえびいもは、
さんさんで販売しています。
丸くて、ピンポン玉くらいの大きさのえびいも(孫芋)は、
来年植える「種芋」になります。
泥を落とさずに発泡スチロールの箱に入れ、
冷蔵庫で保存します。
これを来年の3月ごろに、
育苗用のポットに移して、
芽が出たら、
4月下旬、畑に植えるのだそうです。
それが「親芋」になって、
その周りにえびいも(子芋)が成長し、
そのえびいも(子芋)の周りに成長するのが、
種芋(孫芋)です。
その種芋(孫芋)がまた翌年苗になり、
親芋になります。
こうして毎年毎年、
えびいもが受け継がれていくのです。
なんだかいい話ですね。
一般の農家さんでは
JAに出荷できないようなえびいもも
さんさんではひとつずつ丁寧に皮を剥き、
真空パックで冷凍保存しています。
(廃棄ゼロ!)
こうしてさんさん山城コミュニティカフェでは、
一年中えびいも料理を提供することができるのです。
はい、チーズ!
春から丹精込めて育て、
収穫し、
加工し、
調理した
まさにさんさんメンバー全員の愛がこもった
えびいも料理をお召し上がりに、
ぜひさんさん山城コミュニティカフェに
足をお運びください!!!
「さんさん土曜市“新春大感謝市”」
■日 時/1月9日(土)10時~14時
■場 所/さんさん山城
■販 売/美味しいもん、いろいろ
■ランチ/さんさんハヤシライス
ランチお召し上がりのお客様「紅白餅」サービス!!!
■おやつ/さんさんぜんざい(200円)
■その他/
・チビッコさいころ
・チビッコ福引き
・さんさん布マスク(300円)
さんさん山城は今日も一日、さんさん笑顔!
ではまた★