8月11日
《忘れない あのこと~戦争前後の思い出》
三原巌さんは、ご自分が体験された『戦争の記憶』を絵と文章を使って描かれました。8年間という月日を経て、77歳の時に、完成しました。
当時の三原さんの記事に、『耳が不自由だったため幼い頃、見て覚える記憶が得意でした。そんな私だからこそ、言葉以上に伝えられることができるという気持ちで絵筆を握り続けています。』と記されています。
栗の木寮に、出張講演に行かれた時の様子です。三原さんの語りは、力強く、表現豊かで、聞いている人の心に訴えかけます。
同じ梅の木寮で生活されている方ともお話をされていました。
今では、講演をしたり、当時の事を語ることが難しくなられました。しかし、三原さんが作られた、宝物はしっかりと残っています。作品の最後に記された、『平和を求める世界の人たちと手をつないでいきたいと思います。私の絵が少しでもお役に立てればうれしいです。』
この言葉が少しでも多くの方に届きますように・・・。