同志社大学、社会福祉士実習③

3月31日

「どう生まれるかよりも、どう生きるか」



同志社大学1年、尾﨑勇太です。 
(実習最終日の終礼)

さんさん山城さんで
8日間様々な経験をさせていただきました。

■同志社大学・社会福祉士実習シリーズ

実は私の弟も知的障害者で、
就労継続支援B型の事業所を利用しています。
以前からB型事業所には興味があったので、
今回の実習はとても良い機会だと思っていました。

事前にある程度調べていたこともあって、
実習前もあまり不安はありませんでした。


しかし、いざさんさん山城に来てみると
想像していた以上に本格的な農業をされていて、
特に最初の二日間は
茶園の追肥作業で
全身が筋肉痛になり、

帰宅後はすぐに寝てしまうほど
疲れてしまいました。



こんな大変な作業を
自分より年齢もはるかに上の

ろう者や知的障害者の方々が
毎日こなしているという事実に
とても驚かされました。



これまで
「障害者=弱い人・守られるべき人」
などという考え方を持っていたことを
深く反省させられました。


もちろん支援が必要な人や、
支援が必要な場面もありますが、



障害者から学ぶことだったり、
障害者に支えてもらうことも
大いにあるのだと痛感しました。



今回の実習では、
農業だけでなく様々な経験を
させていただきました。

例えば、3月4日に行われた
イベント当日まで


利用者さんや職員さんと
共に行動しました。



手話落語寄席は



手話があまりわからない僕にもわかりやすく、


その表現力の高さには
とても驚かされました。


また福団治亭福壱さんは
笑顔の絶えない方で
とても幸せそうに見えました。
その姿は五体満足で生まれたはずの人より
はるかに楽しそうに僕の目には映りました。



“どう生まれるかよりも
どう生きるか”の大切さを



福団治亭福壱さんから
教えていただいたように感じました。



最終日は大福作りの作業に入りました。


菓子加工の作業は
ろうのメンバーだけでされているので、
意思疎通が少し不安でしたが、
ホワイトボードを活用したり、
この実習期間で覚えた手話を使って
なんとか意思疎通ができた時には
とても嬉しかったです。

一緒に作ったイチゴ大福や濃茶大福は
今回の8日間の実習を凝縮したような、
何とも言えない、
優しい甘さに満ち溢れていました。


この8日間、
さんさん山城さんの実習を通して
様々な経験をさせていただき、
たくさんの考えるきっかけ
与えていただいたように思います。

実習現場がさんさん山城で
本当に良かったです。



あらためてお世話になった利用者の方々、
職員の皆さん、
ありがとうございました!

またボランティアに参加したり、
ランチをいただきに足を運びます!

最終日、農作業でお世話になったろう者の滝原さん(左)







毎日元気に営業中!


4月1日(土)は
「さんさん土曜市
~花見散り始め感謝市~開催!


皆様のご来場、
心よりお待ち申しあげます。




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