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理事長挨拶・理念・行動指針

理事長挨拶


理事長 志藤修史

 去る2025年6月18日開催の理事会において新たに理事長の重責を拝命し、就任することとなりました。
 本法人は1969年に開所された「京都ろうあセンター」を前身に、1978年には社会福祉法人として出発して以降、約半世紀に及ぶ歴史を築いて来ています。
 この間、初代の岩崎彰之助理事長、前高田英一理事長と理事長職が引き継がれる中、京都市聴覚言語障害センター、京都府綾部市のいこいの村、京都府聴覚言語障害センターはじめ、京都府内各地に聴覚障害・難聴児者の生活の支援、社会参加の保障の場づくりが拡大されて来ました。

 これはひとえに、当事者団体や関係団体による運動はじめ多くの市民の協力による後押しがあったことは言うまでもありません。これらは法人の持つ「力の源」であり、改めて、その大切さを感じています。
 一方で我が国の社会福祉をめぐる状況は、何らかの困難を抱える人やその家族に、また日々それらの方を支える現場の職員、手話通訳や要約筆記活動に参加・協力する方々に負担や我慢を強いる方向性が強化されています。しかしこのような状況の中にあっても、すべての人々の「完全参加と平等」、豊かなコミュニケーション、手話を含む言語選択の自由が保障された社会の実現に寄与する、また職員一人ひとりが誇りと自信を持って働け、働くことを通じて相互の人格的な成長ができる現場であり続ける、そのような法人でありたいと考えています。
 皆さまにおかれましては一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

理事長 志藤修史

社会福祉法人 京都聴覚言語障害者福祉協会 理念

  • 聞こえとことばに障害のある人ひいては、すべての人々の社会への「完全参加と平等」をめざす。
  • 人々の豊かなコミュニケーションと、言語(手話を含む)選択の自由が保障される社会をめざす。

社会福祉法人 京都聴覚言語障害者福祉協会 行動指針

  • 障害者と地域の願いに基づき子どもから大人まで包含した事業の発展をめざし、手話通訳、要約筆記などのコミュニケーション支援を柱とする総合的な生活支援を展開する。
  • 「京都聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築くネットワーク」をはじめ障害者及び地域組織さらに個人との協力共同運動の拡大を通じて平和で文化的、豊かで明るい日本を築く。
  • 集団指導と相互牽制の体制を構築し、民主的な組織運営・職員倫理の確保を行う。

以上