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情報を「見える化」!

《情報を「見える」化!》

~栗の木寮の聴覚障害者向け情報発信装置(サイネージシステム)を改善しました!

 2月25日、栗の木寮の従来の情報発信装置に聴覚障害者にかかる情報番組など日常的に映し出せるように工事をしました。手話や字幕のついた聴覚障害者向けのニュースや番組が日常的に見ることができるようになりました。

   栗の木寮では1999年の大規模改修時にイラストや写真などを映し出すシステムを作りました。

   3年前の栗の木寮新築時にシステムを再整備して館内10か所のモニターに「朝の会が始まります。集まってください」「シーツ交換が始まります!」など文字や写真をOHC(オーバヘッドカメラ)で投影するなどして便利に使ってきました。今回このシステムに、「アイドラゴン4」(聴覚障害者用情報受信装置)、ブルーレイレコーダーを接続して、モニターにその映像を切り替えて放映したり、聴覚障害者向けの番組等を録画したりして仲間への情報保障がより便利になりました。

   「手話ニュース」が全国放送されています。ただその時間には寝てしまったり、内容が難しくて、付いていけなかったりしますが、タイマー録画した昨夜の手話ニュースを見ながら、皆で分からないことを質問し合ったりして新しい情報を暮らしの中に取り組んでいけたらと思います。

サイネージシステム(聴覚障害者視覚情報提供システム)



サイネージ 多目的室(4か所)

聴覚障害者用情報受信装置「アイ・ドラゴン4」で「目で聴くテレビ」放映中(手話・字幕付き)


サイネージ 廊下(8か所)

聴覚障害者用情報受信装置「アイ・ドラゴン4」で「目で聴くテレビ」放映中(手話・字幕付き)


サイネージシステム(生活支援室)

①アイドラゴン②ブルーレイディスクレコーダー(聴覚障害者向けの一般放送をタイマー録画するなどしてサイネージシステムに送ることができる。③アイドラゴン・レコーダー・OHCの切り替え装置を設置し、生活支援員室から操作できるようモニターを設置しました。

OHC(オーバーヘッドカメラ)

実物投影機・写真やイラスト・文字などをカメラで取って、その映像をサイネージシステムに投映することができます。 

   健聴者の場合、通常の館内放送で対応できますが、聞こえない人には日常的に集合時間や呼び出しなどする場合一人ひとりに伝えるのに、部屋まで呼びに行くなど直接的な対応が必要でした。しかし、仲間同士で呼び掛け合ったり、行事の予定などがすぐに伝えられたりするので大変便利です。