4月25日
「私たち、学校では『口で話しなさい、手話はだめ』と先生に怒られたの。でも、ろうあ者仲間同士ではこっそり手話でしゃべっていたわ。口話だけでは伝わらないもの。」
「そうだね、懐かしい。」
「私は聞こえる子たちばっかりがいる学校に6年通っていたよ。でも話の中身がわからなかった。」
「私は、戦争が始まって学校が休校になって、終戦後、20歳を越えて改めて学校に通ったの。でも卒業はできなかった。学校に通いたかったなあ。」
「あなたたちは大学卒業? いいなあー。」
2人のお話は止まりません。
ご自身の経験をたくさん教えてくださいました。
新採職員にとっては、初めて聞く話や想像を超える話もあったようです。
「困ったときには助けてね。」「よろしくね。」
職員)私たちもいろんなことを教えてくださいね。
「わかったわ!」
頼もしいお返事をいただきました。
皆さん、新たに仕事に就いた職員を温かく迎え教えて下さっています。